【ニコリ】「パズル通信ニコリ181号」「超激辛数独12」に掲載されました

数独でお馴染み、パズル専門の会社「ニコリ」。今日12月10日、ここから3種類のパズル本が発売されました。

 

1冊は現状、3の倍数月に発行される季刊「パズル通信ニコリ」の181号(2023年冬号)

バラエティ豊かなパズルが多数収録され、3ヶ月の暇潰しには充分すぎる内容です。

今月の特集は「2人組」。さらに大盛りパズルとして、今回は美術館が多めに掲載されています。

 

残りの2冊は数独の本ですが、かたや難易度の高い数独ばかりを収録した「難関数独」。かたや難関数独よりはるかに難しい数独を有す「超激辛数独」。半年に一度の発行も、かれこれ12回目となりました。

涙が出るほど難しいのに、どの問題もキッチリ理詰めで解けます。数独に絶対の自信を持つ方向けの2冊です。

 

以上3冊、書店で見かけた際はぜひ手に取ってご覧くださいませ。

 

本題 ―超激辛は1冊いたら完答に50週間いると思え―

というわけで、新規の自作問題を掲載していただけたので、掲載報告の記事です。

今回掲載誌としていただいた本は季刊181号、さらになんと超激辛数独12です。

 

まずは地味に3号連続掲載(自己ベスト?更新)となった季刊の方から。今回掲載していただいたのは、美術館が1問(3番のらくらく)です。

「先月に引き続き美術館botかよ」と思ったそこのアナタ!・・・Exactly,その通りでございます^q^

しかし今回掲載していただいた美術館は、この季刊181号向け定食パズルの〆切月(2022年8月)に送ったものであり、要は即刻掲載となった1問なのです。

同時に送った他の美術館は全て趣向作(配置的な意味で)だったので、無難なこの問題が選ばれたのかな?と勝手に解釈しています。

 

そして今回のメインは、やはりこちらでしょう。超激辛数独12の方には、数独を2問(28番と55番)掲載していただきました。

昨年は「数独送りたいけど易しいのも作るの難しいよぉ>_<」だった淡雪霙が、たった1年で超激辛に載るほどになってしまいました。

しかし白状すると、作問の腕は大して上がっていません。と言うのは、数独作問のサポートとしてソルバーを導入し、その過程で偶然発生・・・と言うと語弊がありすぎますが、そんな感じです。

表出の位置を確定させ、数字を入れながら解き進めるのは、ちゃんと手作業で行います。ソルバーの出番は表出の数字を8~9割決め、未確定の表出が残り2、3個程度になってからです。表出として使える数字の絞り込みと、ついでにハタン/唯一解チェックを行います。

基準を設定しないと、ソルバーに感けて「作問」ではなく「生成」になってしまう虞がありますからね。

 

さてこのソルバー、「どのような手筋で数字が導かれるか」も丁寧に教えてくれます。

とある作成中の問題をどうしても解き進められなくなり、残った表出を決める参考にとソルバーにかけたら、井桁理論に相当する手筋が出てきたではありませんか。

井桁理論と言えば、超激辛御用達の手筋です。数独通信でも、最後の方にヒント付きで掲載される可能性があります。

難関と超激辛は依頼制と聞いているのでともかく、数独通信の最後の方には掲載されてみたい。ソルバーに拠ると、その時点ではまだ複数解でありハタンはしていない・・・

そうなれば、やることは1つです。ソルバーが教えてくれた、表出の位置に入り得る数字を、全て手作業で当て嵌めてチェックします。ここをソルバーに頼ったらそれこそ「生成」だな、と思ったので手作業です。

最終的にこの表出と決めたものを、唯一解チェック兼井桁理論が崩れていないかチェックでソルバーにかけ、完成に持っていきました。

 

因みにこの後、ソルバーにかけなくても予約や井桁理論を見つけられるよう、また狙って組み込む技術を培うために、作問の勉強と称して超激辛を全巻購入しました。

 

おわりに

というわけで以上、掲載報告でした。

実は11月の末ごろ、ニコリからお手紙が届きまして。内容を簡単に言ってしまうと「数独通信向けに送ってくれた問題だけど、難関か超激辛に掲載するよ!」というものでした。

依頼してないけど載せます、というお知らせでしょう。何はともあれ、今月は掲載誌をいただけることが、ほぼ確定していたわけですね。季刊にも掲載いただけたのは有難い限りです。

先月は作問モチベが上がる気配が無く、遂に182号向け定食パズルの〆切を蹴ってしまったので、今度は投稿できるように頑張ります・・・