【雑談】最近アンビグラムが楽しい件

突然ですが、皆様は「アンビグラム」をご存知でしょうか。

 

アンビグラムとは簡単に言うと「複数の見方ができる文字」・・・で合ってるでしょうか。

Wikipediaに拠ると「語を与えられた形式だけでなく、異なる方向からも読み取れるようにしたグラフィカルな文字」とのことなので、大体合ってると思います。

レタリング、作字、タイポグラフィと呼ばれることもあり、広義的にはグラフィックデザインの一種です。

今回の記事は、最近その「アンビグラムを作ることにハマっている」という雑談です。特に目的もなく、ダラダラと書いていきます。

なお、この記事のこれ以降のリンクは、全てトゥイッターとなっています。

 

出会いは結構昔。でも・・・

自分が初めてアンビグラムを知ったのは、時々パズルの掲載報告を上げている、ニコリの本です。いつだったかの季刊で、1ページほどアンビグラムの特集がされていた覚えがあります。

とは言っても、その時は特に関心を抱くでもなく「アンビグラム」という名前すら忘れてしまったんですけどね・・・

 

ちゃんとアンビグラムの存在を認識したのは、2018年1月頃です。丁度その1ヶ月ほど前から、アンビグラム作家の野村一晟(のむら・いっせい)さんが手がけた「挑戦/勝利」の競艇ポスターが話題になりましたね。

要はこのトゥイートを見て「面白そう!」と思った、という単純明快な理由で、アンビグラムの世界に入ったわけです。

そんな自分が初めて作成したアンビグラム(のようなもの)がこちらです。トゥイッターにも上げたのですが、何かの拍子でトゥイ消ししたのか見つからなかったので、再掲という形で貼ります。

ポケモンのキャラクター「ヒトモシ」の名前を表現した、180度回転型の作品です。ついでにヒトモシの英語名「Litwick」も盛り込んでいます。

当時はセオリーなんてものは知らず、とりあえず対称形になってればいいや、という感じで作成したような覚えがあります。

 

その後も気が向いたときに作成することはありましたが「とりあえず対称形になればいい」という意識は変わらず、そうなれば当然、出来の良い作品には仕上がりません。

おまけに惰性で作っていた節があり、楽しんで作っていたとは到底言えません。それでも、今見ても「よくこれが作れたな」と思える作品は稀にあったんですけどね(「聖夜/馴鹿」とか)・・・

惰性で作っていれば、反応も貰えません。「反応を貰えないなら続けても虚しい」と考えていた当時、当然続くわけもなく、2021年4月の「破壊/想像」を最後に、アンビグラムの作成から離れてしまいました。

約3年の間に作成したのは、十数点に留まります。

 

みんビグラムへの参加。そして・・・

そこから月日は流れ1年2ヶ月。2022年6月に、転機と言える出来事があります。それが「みんビグラム」との出会いです。

みんビグラムとは、指定された文字と形式でアンビグラムを作成する、有志が開催するマンスリー企画の名称です。アンビグラムの存在を認識した頃にフォローした方が運営していたようで、お題発表のトゥイートがタイムラインに流れてきたのです。

その時は第10回、お題は「魔(180度回転型)」。その告知を見た瞬間、モチーフのインスピレーションが湧きました。

 

「魔」の字がついて、回転できるもの・・・魔法陣!?

 

呼び起こされる、アンビグラムを作成していた頃の記憶。自分が使用しているお絵描きツール「FireAlpaca」にいつの間にか実装されていた、対称形描画機能。

これは最早、環境が「参加しろ」と言っているようなものです。早速作成に取り掛かり、約2時間半かけて完成した作品がこちらです(トゥイートはこちら)。

この作品がなかなか好評で、運営からのコメントもいただけました。これが自信に繋がり、また前述の「反応を貰えないなら続けても虚しい」という意識も薄れていたことから、再びアンビグラムの作成を始めることとなりました。

トゥイッター上のアンビグラム作家さんとの交流も始まり、上の「魔」からこの記事を上げるまで(約5ヶ月)の間の作品数も、最初に作成していた頃の2倍以上と、アンビグラム作成頻度が大幅に上がりました。

作成頻度が上がったことで、対応付けの腕や解釈力も上がったかな?と思っています。仮名文字漢字混じりの言葉(「マクスウェルの悪魔」「投銭システム」など)や、最初に作成していた頃は作らなかった重畳型(「座布団」「百鬼夜行」など)にも挑戦してみたり・・・

 

おわりに

というわけで、最終的に雑談と言うより略歴になりましたが、このあたりで締めたいと思います。

トゥイッター上で「あなたの初めてのアンビグラム作品どんなの?」という話題があり、それに加わろうとしたら前述の通りトゥイートが見つからなかったので、ここに貼る目的で記事を書きました。

普通にトゥイッターに貼れよ、と思われるかもしれませんが、個人的に「全く同じ画像を2回以上トゥイートしない」方針でやっているため、元トゥイートは消えていますが一応このような形式にしています。