【ニコリ】ペンシルパズル三昧 美術館1に掲載されました

(※この記事には、掲載いただいた問題の軽度なネタバレが含まれます)

 

数独で(中略)ニコリから、今日7月10日に3冊のパズル本が発売されました。

1つ目は、数独と推理パズルをメインに取り扱う「おうちで数独・推理パズルVol.6」。

ニコリとしては珍しく、懸賞付きの問題を多く収録したシリーズでもあります。

 

2つ目は、新旧入り乱れる多種多様なパズルを収録した「パズルBOX15」。

惜しくも定食パズル入りを逃したオモパ、ならびにそれのスーパージャイアントもいくつか出題されているのが特徴です。

 

3つ目は、パズル単位では実に14年振りの新作単行本「ペンシルパズル三昧 美術館1」。

このシリーズは、カバー裏にジャイアントの問題も掲載されているのが特徴です。

 

以上3冊、書店で見かけた際にはぜひ手に取ってご覧ください。

 

本題 ―依頼をいただくことで摂取できる栄養がある―

というわけで、先月は完全にサボりましたが新規の問題を掲載していただいたため、掲載報告の記事となります。

今回掲載誌としていただいたのは、上記3冊のうち1冊。「ペンシルパズル三昧 美術館1」です。毎度ありがとうございます!

美術館の単行本という事で、掲載されたパズルも当然、美術館。「淡雪霙」として作成した問題は、23番と91番です。

 

単行本ということは、もう皆さんお分かりでしょう・・・そうです。今回の問題は、依頼をいただいて作成したものとなります。先月分もそうだけど

美術館送り付けbotとして活動した時期もある自分にとって、美術館の依頼はとても嬉しいものでした。

詳細な指定は一応伏せますが「小さい盤面の問題は易しくしてね!」とのことでした。

それってつまり、大きい盤面は超難しくしていい・・・ってコト!?

 

そんなわけで、前者の23番は、易しく解ける問題となっています。

個人的に美術館は黒マスの密度が低い、つまり広い空間のある問題が好きなところがあるので、180マスに対して黒マスは24マスと少なくしています。

広い空間にポツンと1つだけ照明が入る、あの感覚が好きなんですよね。

 

そしてメインは、後者の91番。ジャイアントを除くと最後から数えて2つ目の問題ということもあり、難易度は10段階の10。最高難度です。

その難度から出題されるこの問題、なんだか黒マスが文字のように見えますね。

えーとなになに? (念のため白文字→)2×2の黒マスのカタマリを半濁音(゜)に見立てて読んでみると・・・ペンパザンマイAKARI? 「ペンパ」はペンシルパズルの略称で「AKARI」ってのは美術館の英語名だから・・・つまり「ペンシルパズル三昧 美術館」!?(←白文字ここまで)

まぁ、なんということでしょう! この本にピッタリではないですか!

 

この手の盤面、特にスリザーリンクではよく見る趣向ですが、美術館では殆ど見ることがありません(この本では68番(四次元ベクトル氏作)でもその趣向は見られます)。

特に大きいのは、暗黙の了解として「白マスを分断してはいけない」が存在することですね。加えてニコリの掲載基準は「解いた時の面白さ」なので、いくら面白い見た目の盤面を組もうが、解いて面白くなければ没です。

逆にそのような趣向を凝らした問題は、他の方と被るおそれが低いとも言えます。

今回この問題を送った理由は、まさにそれです。白マスを分断しないための最低限の不足こそありますが、余分な黒マスを一切出さなかったのが、黒マス配置のこだわりポイントです。

 

おわりに

というわけで以上、掲載報告でした。

贅沢を言うとパズルBOX15にも掲載いただきたかったですが、かれこれ1年、自由投稿に手を出せていないので、仕方ないことではありますね。

これも全部ぽけますくんが面白すぎるのが悪いんだ^q^