【ポケマスEX】レジェンドバトルをキャラ付けしたら楽しすぎた件

先日2023年2月28日、アプリゲーム「ポケモンマスターズEX」は3.5周年を迎えました。

同日に配信されたプロデューサーレターにて、バトルモードの1つ「レジェンドバトル」に、新たな相手としてテラキオンが追加されることが発表されました。

 

トゥイッターからこの記事へ飛んだ方はご存知と思いますが、自分はこのレジェンドバトル、ならびにこのモードの1戦を1組のバディーズで攻略する、所謂「単騎」が大好きです。

好きが高じたあまり、単騎攻略の情報に特化したトゥイッターアカウントまで作成してしまうほどです。レジェンドバトルの追加は、単騎研究場所の追加とも捉えることができます。

3月中旬に追加されるという予告、ならびに今月は、このレジェンドバトルに繰り返し挑戦するイベント「レジェンドアベンチャー」が開催される可能性が高いことから、来週あたりに追加されると読んでいます。

実装日が決まったら俗に言う有給休暇を取得して、単騎研究をメイっぱい楽しみたいなぁ・・・とか考えたりしています。

 

さて、今回の記事はそんなレジェンドバトルの内容・・・ではなく、このレジェンドバトルに登場するポケモンをキャラ付けして楽しんでる、という記事になります。

独自の解釈が入り乱れる内容となりますので、苦手な方はご注意ください。

 

そもそもキャラ付けを始めた経緯

全ての始まりは、第5回レジェンドアベンチャー(2022年9月開始分)です。

レジェンドバトルが常設化されて初めての開催となったレジェンドアベンチャー、そのメンバーはコバルオンラティオスアグノムでした。

ラティオスについては前回登場した第3回(2022年5月開始分)に於いて、★4バディーズ「イツキ&ネイティオ」で単騎攻略できることが判明し、ガチ勢さんが挙って1勝を稼ぐ珍事がありましたね(因みにその仕掛け人は自分です。多分)。

 

そんなラティオスですが、上述の通りレジェンドバトルが常設化されたことで、特に海外のプレイヤーによってVHの単騎研究が一気に進みました。

他の相手も研究自体は進んでいましたが、難易度が低いとされるラティオスは別格で、第5回の期間中にVH単騎クリア確認バディーズ数が100に到達するほどでした。

そして自分が、この「ものすごく単騎できるラティオス」をネタにした4コマ漫画をトゥイート。これこそが全ての始まりです。

 

その後も同時編成可能アプデが来た時や、第7回レジェンドアドベンチャー(2023年1月開始分)のメンバーが決まった時にネタを投下し、ある時ふと思いました。

 

「レジェンドバトルの面々、キャラ付けしたら面白いのでは?」

 

思い立ったがハッピータイム。早速キャラ付けを考えて、今に到ります。

 

キャラ付け紹介

折角なので、それぞれどのようにキャラ付けがされているのかを簡単に、レジェンドバトルとしての実装順に紹介します。

なお、4コマへの登場に触れる際は、全てこの記事を上げた時点の状況を参照します。

エンテイ

キャラ付けは「ベテランおじいちゃん」です。最初に実装されたレジェンドバトルである点から、歴戦の猛者っぽさを出したいな、ということでこうなりました。

単騎的にはカプ・ブルルに次ぎレジロックと同程度のVH突破数ですが、急所3バフするという厄介な特徴から、良いキャラ付けをしたと自負しています。

登場は【乱視】の1回だけですが、今後は貴重な善意としていっぱい登場させたいな、と考えてます。

コバルオン

キャラ付けは「面倒見の良い天然毒舌」です。レジェンドバトル実装2番手という点や聖剣士モチーフである点から、まとめ役とも言える役回りに。

反面、レジェンドバトルに於いて「どくづき」を使うのが厄介な点や【繁忙期】でラティオスを泣かせた点から、毒舌属性を付与しました。

まぁ毒舌と言うより、サディスト気質と言った方が正しいかもしれませんが・・・

ラティオス

キャラ付けは「強者でありたい不憫」です。この記事を上げた時点で唯一3桁、160ものバディーズにVH単騎クリアをされていることからも、不憫であることがうかがえます。

当然4コマでもそれをネタにすることが多いですね。なお当初のキャラ付けは「不憫」だけでしたが【挑発】でラティアスから「師匠」と喩えられて上機嫌になったことから、強くなりたいというキャラクター性も持たせることにしました。

アグノム

キャラ付けは「思いやりのある生意気」です。口は悪い方ですが、時には挑戦者としてやって来るバディーズに対しても、思いやりの心(?)を発揮します。

【繁忙期】での縁から【ゾンビパニック】でもコバルオンと一緒に登場させてみました。意気投合でもしているのでしょうかね?

レジェンドバトルとして出てくる相手の中ではHPが低い方なので、いつかそれも活かせたら面白そうだな、とか考えてます。

カプ・ブルル

キャラ付けは「周囲に流されない楽天家」です。VHの単騎クリア数が2番手であることから「だけど本人は気にしてない」的要素を持たせました。

ラティオスとは対極と言えます。しかしそのキャラ付けと作画コストが災いし、4コマにはまだ登場させることができていません。

マイペースっぽさはアニポケでも表現されていた気がするので、あまり被らないような表現をしたいですね。

レジロック

キャラ付けは「純真無垢な子ども」です。種族として点字にゆかりがあり、その点字には漢字表現が無い(よね?)ことから、幼くしました。

こちらからのデバフが効かないことや急所防御を張ることから、子どもがよくやる「バリア張ったから効きませーん」を連想した結果、とも言えます。

現状は即席1枚画のみの登場ですが、同じ岩タイプかつ純朴なところがあるテラキオンと絡ませてみたいなぁ・・・と考えてます。

クレセリア

キャラ付けは「とにかくダウナー」です。第7回までに一度もレジェンドアベンチャーに登場してない、所謂出禁状態であることを「暇人」と解釈しました。

【必中急所】で満を持しての登場を果たしますが、床に突っ伏してネットサーフィンと、その出で立ちに優雅さは感じられません。

バディーズのインフレが進んでいますし、どこかで出禁解除されそうな気配はありますが、そしたら駄々をこねるところとか描きたいですね。

ラティアス

キャラ付けは「兄をおちょくる妹」です。ラティオスとは対照的に、VH単騎クリアが十数組と少ないことから、強気属性を与えました。

【挑発】ではラティオスを煽て、さらに(4コマ内では描いていませんが)テラキオンを唆すなど、狡賢い一面があります。

レジェンドバトルでもバフを積むほど強くなるので、噛み合っていますね。なおデバフをかけるほど弱くなる、を落とし込むかは未定です。

トルネロス

キャラ付けは「うるりらじいさん的コミュ障」です。「うるりらじいさん」とは、ゼル伝の夢島に登場するNPCのことです。

面と向かっても特に何も話してくれませんが、電話を通して話す時のみ饒舌になり、ヒントをくれます。

作画コストが高いことから当初はキャラ付けを考えませんでしたが、うるりらじいさんの存在を思い出し「こういうキャラ付けができるじゃん!」と気付いたことから、こうなりました。

ファイヤー

キャラ付けは「ウェイ系っぽいけど遠慮がち」です。レジェンドバトルでの言わずと知れた凶悪さから、レジェンドアベンチャーには1回しか登場していませんね。

これを「出場オファーを貰っても断っている」と解釈し、ひかえめ(本編的な意味で)なせいかくにしてみました。ウェイ系っぽさは鬣(でいいのかな?)がそれっぽいこと、晴れでテンションをアゲてそうなことから付与しています。

4コマにも出したいですが、どういう役回りがいいかで迷っています。

ユクシー

キャラ付けは「真面目な腹黒」です。当初は即席1枚画に登場させたことから真面目属性だけの予定でしたが、それだけだとどうしても影が薄くなるんですよね。

そんな時に思い出したのが、第4回(2022年7月開始分)に発生したバグ、ならびにその時トゥイートしたネタ絵です。これを事件と定義することで、黒幕と解釈することができます。すると、なんということでしょう!たちまち腹黒になりました。

開眼すると記憶喪失を生じさせるという、本来の能力とも噛み合っているように思います。【コスト削減】でも何食わぬ顔でサイコパワーを発揮していました。

テラキオン

キャラ付けは「古風な武士的純朴ヘタレ」です。盛りすぎ1年5ヶ月の空白を経て、満を持してのレジェンドバトル追加を受け、張り切って設定を考えました。

公式画などでは渋めの雰囲気が醸し出されていることから武士的に、しかし自分が描くと可愛くなってしまうことから、ヘタレ属性を追加しました。

【ゾンビパニック】【コスト削減】【挑発】と先輩方に挨拶をする中で露わになるヘタレっぷり。今後も遺憾なく存在感を発揮してくれることでしょう。

 

キャラ付けハッシュタグ「ぽまれば」

そして、このキャラ付けをハッシュタグ化したものが「ぽまれば」です。「スのジェンドトル」の略称であり、ゆるさアピールのために平仮名表記しています。

ハッシュタグを用意した経緯は「当初は「ポケマスアート」のみ付けていたが、それだけは何か違う気がする&自分用に容易に検索したい」です。そもそも単騎に推奨タグを設定したのも、自分がまとめて見られるようにするためですからね。

創作「マジェッツ」はキャラクターが人間である以上、多大な作画コストがかかるため描けていませんでしたが、こちらは現状ムゲンダイナレベルの作画コストを誇るポケモンはいません。万が一出たらトルネロスみたいに上手く丸めるけど^q^

版権モノである以上、あくまで創作ではなくキャラ付けとなりますが、これならレジェンドバトルにかける情熱も相まって続く・・・といいなぁ。

そのためには、ポケマスに末永くサービスを続けていただく必要もありますね。皆さん課金しましょう(おいおい)。自分もお得に廃課金(支離滅裂な思考発言)します。

 

おわりに

というわけで、久々にはてなブログを書いたら4000文字オーバーしましたし、今回はこの辺で終わりにしましょう。

テラキオン追加が楽しみすぎて夜に早起きしちゃう日々は、はたしていつまで続くのでしょうか・・・

【ニコリ】「パズル通信ニコリ181号」「超激辛数独12」に掲載されました

数独でお馴染み、パズル専門の会社「ニコリ」。今日12月10日、ここから3種類のパズル本が発売されました。

 

1冊は現状、3の倍数月に発行される季刊「パズル通信ニコリ」の181号(2023年冬号)

バラエティ豊かなパズルが多数収録され、3ヶ月の暇潰しには充分すぎる内容です。

今月の特集は「2人組」。さらに大盛りパズルとして、今回は美術館が多めに掲載されています。

 

残りの2冊は数独の本ですが、かたや難易度の高い数独ばかりを収録した「難関数独」。かたや難関数独よりはるかに難しい数独を有す「超激辛数独」。半年に一度の発行も、かれこれ12回目となりました。

涙が出るほど難しいのに、どの問題もキッチリ理詰めで解けます。数独に絶対の自信を持つ方向けの2冊です。

 

以上3冊、書店で見かけた際はぜひ手に取ってご覧くださいませ。

 

本題 ―超激辛は1冊いたら完答に50週間いると思え―

というわけで、新規の自作問題を掲載していただけたので、掲載報告の記事です。

今回掲載誌としていただいた本は季刊181号、さらになんと超激辛数独12です。

 

まずは地味に3号連続掲載(自己ベスト?更新)となった季刊の方から。今回掲載していただいたのは、美術館が1問(3番のらくらく)です。

「先月に引き続き美術館botかよ」と思ったそこのアナタ!・・・Exactly,その通りでございます^q^

しかし今回掲載していただいた美術館は、この季刊181号向け定食パズルの〆切月(2022年8月)に送ったものであり、要は即刻掲載となった1問なのです。

同時に送った他の美術館は全て趣向作(配置的な意味で)だったので、無難なこの問題が選ばれたのかな?と勝手に解釈しています。

 

そして今回のメインは、やはりこちらでしょう。超激辛数独12の方には、数独を2問(28番と55番)掲載していただきました。

昨年は「数独送りたいけど易しいのも作るの難しいよぉ>_<」だった淡雪霙が、たった1年で超激辛に載るほどになってしまいました。

しかし白状すると、作問の腕は大して上がっていません。と言うのは、数独作問のサポートとしてソルバーを導入し、その過程で偶然発生・・・と言うと語弊がありすぎますが、そんな感じです。

表出の位置を確定させ、数字を入れながら解き進めるのは、ちゃんと手作業で行います。ソルバーの出番は表出の数字を8~9割決め、未確定の表出が残り2、3個程度になってからです。表出として使える数字の絞り込みと、ついでにハタン/唯一解チェックを行います。

基準を設定しないと、ソルバーに感けて「作問」ではなく「生成」になってしまう虞がありますからね。

 

さてこのソルバー、「どのような手筋で数字が導かれるか」も丁寧に教えてくれます。

とある作成中の問題をどうしても解き進められなくなり、残った表出を決める参考にとソルバーにかけたら、井桁理論に相当する手筋が出てきたではありませんか。

井桁理論と言えば、超激辛御用達の手筋です。数独通信でも、最後の方にヒント付きで掲載される可能性があります。

難関と超激辛は依頼制と聞いているのでともかく、数独通信の最後の方には掲載されてみたい。ソルバーに拠ると、その時点ではまだ複数解でありハタンはしていない・・・

そうなれば、やることは1つです。ソルバーが教えてくれた、表出の位置に入り得る数字を、全て手作業で当て嵌めてチェックします。ここをソルバーに頼ったらそれこそ「生成」だな、と思ったので手作業です。

最終的にこの表出と決めたものを、唯一解チェック兼井桁理論が崩れていないかチェックでソルバーにかけ、完成に持っていきました。

 

因みにこの後、ソルバーにかけなくても予約や井桁理論を見つけられるよう、また狙って組み込む技術を培うために、作問の勉強と称して超激辛を全巻購入しました。

 

おわりに

というわけで以上、掲載報告でした。

実は11月の末ごろ、ニコリからお手紙が届きまして。内容を簡単に言ってしまうと「数独通信向けに送ってくれた問題だけど、難関か超激辛に掲載するよ!」というものでした。

依頼してないけど載せます、というお知らせでしょう。何はともあれ、今月は掲載誌をいただけることが、ほぼ確定していたわけですね。季刊にも掲載いただけたのは有難い限りです。

先月は作問モチベが上がる気配が無く、遂に182号向け定食パズルの〆切を蹴ってしまったので、今度は投稿できるように頑張ります・・・

【ポケマスEX】レジェンドバトル単騎で遊ぼう! / 【PMEX】 Why don't you play Legendary Arena solo?

(There is an English sentence using a translation tool.)

 

アプリゲーム「ポケモンマスターズEX」。ゲームモードの1つに、伝説のポケモンに挑戦する「レジェンドバトル」があります。

最大で合計30組までバディーズを使用できるモードで、少ないバディーズ数でクリアすると良い報酬が貰えます。

元々は期間限定開催でしたが3周年を機に常設化され、好きなタイミングで挑戦できるようになりました。

App game "Pokémon Masters EX". One of the game modes is "Legendary Arena" where you can challenge legendary Pokémon.

In this mode, you can use up to 30 sync pairs in total, and clearing with a small number of sync pairs will give you good rewards.

Originally, it was held for a limited time, but after the 3rd anniversary, it was made permanent, and now you can challenge it at any time.

 

そんなレジェンドバトルには、上級者の間で嗜まれている遊び方があります。それは「1組のバディーズだけで、1戦を最初から最後まで通す」、要は単騎攻略です。

1戦に最大30組までバディーズを使えるモード・・・裏を返せば、30組使うことが前提とも言える難易度です。

このような書き方をすると、とても正気の沙汰とは思えないことでしょう。しかしステージによっては、比較的簡単に単騎攻略することができます。

Legendary Arena has a way of playing that is favored among advanced players. It's "going through a battle from beginning to end with only one pair of sync pairs", in short, it's solo.

This mode where you can use up to 30 pairs of sync pairs in a single battle. On the other hand, it's a difficulty level that is based on the using 30 sync pairs.

At first glance, it's a very impossible way to play, but depending on the stage, you can solo clear it surprisingly easily.

 

前置きが長くなりましたが、今回の記事は掲題の通り「レジェンドバトル単騎で遊ぼう!」という企画の告知になります。

The preamble has become long, but as the title suggests, this article will be an announcement "Why don't you play Legendary Arena solo?"

 

概要 / Overview

日時:2022年12月5日 15:00~2022年12月19日 14:59

場所:VS ラティオス(ノーマル)

参加方法:

①指定のステージを1組のバディーズだけでクリアする。その際、少なくとも突破シーン(1戦通しの動画だと良い。スクショでもOK)は用意すること。

②突破シーンを「#LB難易度N単騎」「#LASoloNormal」2つのハッシュタグとともに、Twitterに投稿する。突破シーンの添付方法はメディア機能でも、動画共有サイト(Youtubeニコニコ動画)へのリンクでもOK。

注意事項:

・投稿されたツイートは、Twitterアカウント「レジェンドバトル単騎@ポケマス(@pmex_LB1buddies)」でモーメントにまとめる予定です。このアカウントをミュートまたはブロックしていると、まとめに入らないことがあります。

・普段のまとめとは別で扱いたいので、推奨タグ(今回の場合「#LBラティオス単騎」)は使用しないでください。

 

Date and Time : 2022/12/05 06:00:00 (UTC) - 2022/12/19 05:59:59 (UTC)

Specified area : Latios's Challenge: Part 1 (Normal)

How to participation :

① Victory the specified area with only one pair of sync pairs. At that time, at least prepare a breakthrough scene (a video of the entire battle is better, but screenshots are also OK).

② Post the breakthrough scene on Twitter with the two hashtags “#LB難易度N単騎” and “#LASoloNormal”. The breakthrough scene can be attached using the media function or by linking to a video sharing site (YouTube or Nico Nico Douga).

Notes :

- Posted tweets will be tally them up on the Twitter account “レジェンドバトル単騎@ポケマス (@pmex_LB1buddies)”. If you have muted or blocked this account, you may not be able to wrap up.

- Please DON'T USE the recommended tag ("#LBラティオス単騎" in this time). As we want to handle it separately from the usual summary.

 

おわりに / Postscript

告知は以上です。気軽に挑戦してみてください!

That's all for the announcement. Feel free to try it!

 

翻訳の手間を考慮して日本語のみとなりますが、この企画を考えた理由も追加で書きます。

Considering the time and effort of translation, it will be in Japanese only, but I will also write the reason why I thought about this project.

 

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【ニコリ】ザ・ペンシルパズル2023に掲載されました

パズル専門の出版社・ニコリ。今日11月10日、ここから雑多パズル本「ザ・ペンシルパズル2023」が発売されました。

カックロスリザーリンクをはじめとした、数独以外の人気ペンシルパズル8種類に加え、季刊「パズル通信ニコリ」のオモパコーナーから2種類、計10種類のパズルが大ボリュームで収録されています。

一部のパズルにはジャイアントサイズやスーパージャイアントサイズもあり、初心者から上級者まで満足すること間違いなしの1冊となっています。

書店で見かけた際は、是非お手に取ってみてください。

 

本題 ―美術館送り付けbotと化した者の末路―

というわけで、新作パズルを掲載していただけたので、掲載報告の記事となります。

今回掲載していただいたのは「美術館」1問です。6番のらくらくが、淡雪霙(あわゆき・みぞれ)として自分が作成した問題です。

「21世紀生まれのパズル」と言えば新しいように感じる美術館も、かれこれ20年以上の歴史が・・・という雑談は置いといて。

 

掲載していただけたこと自体はとても嬉しく、ニコリのスタッフ様には感謝しかないのですが、今回の「美術館が1問だけ掲載」という結果には、多少ショックを受けました。

と言うのは、自分が最も多く投稿しているパズルが美術館であるためです。季刊の〆切月に、美術館の原稿はほぼ毎回送っています。

しかし逆に他のパズルの原稿が揮わず、ここ数回は美術館しか送れていない状態となっているのです。つまり「パズル本に美術館の収録そのものが無い=掲載無しの虞が高い」となります。

ザ・ペンシルパズルシリーズは季刊と違い「原則として1つのパズル種は1人1問のみ掲載(個人の分析)」が無く、複数問掲載のチャンスがあります。

つまり、そのような環境で1問しか掲載されず、そこに美術館ばかり送っていた近況が重なり、多少ショックを受けたという話なわけです。

 

とは言え今回掲載していただいた問題は、2021年5月に投稿したものだったので、そこは拾っていただけて嬉しかったです(今月で投稿から1年半となるため掲載されなかった分はボツ扱い)。

 

おわりに

というわけで以上、掲載報告でした。

今月こそは美術館以外のパズルも投稿したいですが、18日からはパルデア地方での冒険が始まります。

それまでに原稿を完成させれば全く問題ない、と言えばそれまでですけどね。はたして淡雪霙は、この先生きのこることができるのか・・・

【雑談】最近アンビグラムが楽しい件

突然ですが、皆様は「アンビグラム」をご存知でしょうか。

 

アンビグラムとは簡単に言うと「複数の見方ができる文字」・・・で合ってるでしょうか。

Wikipediaに拠ると「語を与えられた形式だけでなく、異なる方向からも読み取れるようにしたグラフィカルな文字」とのことなので、大体合ってると思います。

レタリング、作字、タイポグラフィと呼ばれることもあり、広義的にはグラフィックデザインの一種です。

今回の記事は、最近その「アンビグラムを作ることにハマっている」という雑談です。特に目的もなく、ダラダラと書いていきます。

なお、この記事のこれ以降のリンクは、全てトゥイッターとなっています。

 

出会いは結構昔。でも・・・

自分が初めてアンビグラムを知ったのは、時々パズルの掲載報告を上げている、ニコリの本です。いつだったかの季刊で、1ページほどアンビグラムの特集がされていた覚えがあります。

とは言っても、その時は特に関心を抱くでもなく「アンビグラム」という名前すら忘れてしまったんですけどね・・・

 

ちゃんとアンビグラムの存在を認識したのは、2018年1月頃です。丁度その1ヶ月ほど前から、アンビグラム作家の野村一晟(のむら・いっせい)さんが手がけた「挑戦/勝利」の競艇ポスターが話題になりましたね。

要はこのトゥイートを見て「面白そう!」と思った、という単純明快な理由で、アンビグラムの世界に入ったわけです。

そんな自分が初めて作成したアンビグラム(のようなもの)がこちらです。トゥイッターにも上げたのですが、何かの拍子でトゥイ消ししたのか見つからなかったので、再掲という形で貼ります。

ポケモンのキャラクター「ヒトモシ」の名前を表現した、180度回転型の作品です。ついでにヒトモシの英語名「Litwick」も盛り込んでいます。

当時はセオリーなんてものは知らず、とりあえず対称形になってればいいや、という感じで作成したような覚えがあります。

 

その後も気が向いたときに作成することはありましたが「とりあえず対称形になればいい」という意識は変わらず、そうなれば当然、出来の良い作品には仕上がりません。

おまけに惰性で作っていた節があり、楽しんで作っていたとは到底言えません。それでも、今見ても「よくこれが作れたな」と思える作品は稀にあったんですけどね(「聖夜/馴鹿」とか)・・・

惰性で作っていれば、反応も貰えません。「反応を貰えないなら続けても虚しい」と考えていた当時、当然続くわけもなく、2021年4月の「破壊/想像」を最後に、アンビグラムの作成から離れてしまいました。

約3年の間に作成したのは、十数点に留まります。

 

みんビグラムへの参加。そして・・・

そこから月日は流れ1年2ヶ月。2022年6月に、転機と言える出来事があります。それが「みんビグラム」との出会いです。

みんビグラムとは、指定された文字と形式でアンビグラムを作成する、有志が開催するマンスリー企画の名称です。アンビグラムの存在を認識した頃にフォローした方が運営していたようで、お題発表のトゥイートがタイムラインに流れてきたのです。

その時は第10回、お題は「魔(180度回転型)」。その告知を見た瞬間、モチーフのインスピレーションが湧きました。

 

「魔」の字がついて、回転できるもの・・・魔法陣!?

 

呼び起こされる、アンビグラムを作成していた頃の記憶。自分が使用しているお絵描きツール「FireAlpaca」にいつの間にか実装されていた、対称形描画機能。

これは最早、環境が「参加しろ」と言っているようなものです。早速作成に取り掛かり、約2時間半かけて完成した作品がこちらです(トゥイートはこちら)。

この作品がなかなか好評で、運営からのコメントもいただけました。これが自信に繋がり、また前述の「反応を貰えないなら続けても虚しい」という意識も薄れていたことから、再びアンビグラムの作成を始めることとなりました。

トゥイッター上のアンビグラム作家さんとの交流も始まり、上の「魔」からこの記事を上げるまで(約5ヶ月)の間の作品数も、最初に作成していた頃の2倍以上と、アンビグラム作成頻度が大幅に上がりました。

作成頻度が上がったことで、対応付けの腕や解釈力も上がったかな?と思っています。仮名文字漢字混じりの言葉(「マクスウェルの悪魔」「投銭システム」など)や、最初に作成していた頃は作らなかった重畳型(「座布団」「百鬼夜行」など)にも挑戦してみたり・・・

 

おわりに

というわけで、最終的に雑談と言うより略歴になりましたが、このあたりで締めたいと思います。

トゥイッター上で「あなたの初めてのアンビグラム作品どんなの?」という話題があり、それに加わろうとしたら前述の通りトゥイートが見つからなかったので、ここに貼る目的で記事を書きました。

普通にトゥイッターに貼れよ、と思われるかもしれませんが、個人的に「全く同じ画像を2回以上トゥイートしない」方針でやっているため、元トゥイートは消えていますが一応このような形式にしています。

【ニコリ】「パズル通信ニコリ180号」「おいでよ!やさしい数独」に掲載されました

数独でお馴染みのパズル制作会社「ニコリ」。このニコリからは3ヶ月に一度・・・という件は以前もやった筈なので、省略することにします。

そのニコリから今日9月10日、2種類のパズル本が発売されました。
1冊は上述の、3ヶ月に一度発行される季刊「パズル通信ニコリ」の180号(2022年秋号)
数独クロスワードといった定番のパズルをはじめ、ニコリ発祥のバラエティ豊かなパズルがてんこ盛りとなっています。
毎号1つのテーマに沿って出題される「特集パズル」の今回のテーマは「三角形」。三角を主軸に据えたパズルが、いくつも出題されています。
3ヶ月の間に発生する暇をつぶすには、充分すぎる内容となっています。

もう1冊は、ニコリの代名詞・数独の中で、ヤサシイ問題を集めた「おいでよ!やさしい数独」。
丁寧なチュートリアルとともに出題される、全75問の数独。全ての問題には、入り切った数字をチェックできるリストも付いており「優しい」配慮が行き届いています。
その問題も、複雑でない「易しい」考え方で解ける問題が多数と、数独の入門としてはうってつけの1冊です。

以上2冊、書店で見かけた際は、ぜひ手に取ってみてください。

 

本題 ―この封筒、なんか2冊入ってない!?―

というわけで、自作の問題を掲載していただけたため、掲載報告の記事を書きます。前回の記事(3ヶ月前)も掲載報告でしたが、ネタが無かったので仕方ないですね。

今回はなんと、冒頭で紹介した2冊の両方に、1問ずつ掲載していただきました!本当にありがとうございます!

 

まずは「おいでよ!やさしい数独」の方からです。39番の数独が、自分が作成した問題となっています。

難しい手筋を組み込む練習の中で息抜きと称して作成した問題です。

ニコリ向けに難しい数独を作る場合、欠かせないのが「予約」と「井桁理論」です。しかしこれらの手筋を効果的に組み込むには、表出配置が多少制限される・・・というのは、作問が上手くない故の思考かもしれません。

難しい手筋を組み込めるようになると、作問の幅が拡がるのは当然ですが、易しい手筋だけでも、工夫のしようがあります。それが表出配置です。

易しい問題は、個性的な表出配置が使いやすいのではないか。そう考えて作った1問となっています。

10段階の難易度のうち、1~4の問題が収録されるこの本の中では、2の終盤に位置する問題。ステップアップに役立てていただければ、と思います。

 

続いて「パズル通信ニコリ180号」。こちらに掲載していただいたのは、地味にニコリが名称を商標登録している、推理パズル。それも特集パズルにある「3つの三角関係」です。

特集パズル向けにはふくめん算(掲載歴1回)を作ることが多いのですが、今回はうまく作れず、バラエティ系に舵を切って作成したのがこの問題です。三角形がテーマと言うことで、三角関係を題材にしました。

とあるパズル同好会(もちろん架空の)に存在する三角関係を解明する問題で、ヒントとなるのはメンバーの氏名。しかしその名簿をよく見ると、カナ表記された苗字と名前の文字列が、10人(つまり全部で20)に対して6種類しか無いではないですか!

偶然に偶然が重なり、三角関係以前にメンバーの呼び方で荒れそうなパズル同好会。しかしそこは架空のものなので、全く問題ありません。

 

この「たった6種類の文字列で、10人分の氏名を作成」というぶっ飛んだ設定は、季刊172号のマトリックス表付き推理パズル②(まいなすよん氏作)「2つのオフ会」から着想を得ました。

この問題はオフ会参加者の苗字と名前、ペンネームなどを当てるものなのですが、なんと問題1問に対してマトリックス表が2種類あるのです。

それでいて、共通のヒントで両方のマトリックス表を別個に埋めることができる、秀逸な問題となっています。

片方の問題で苗字だった文字列が、もう片方の問題では名前になっていたり、ペンネームになっていたり・・・この「苗字でも名前でも成立する文字列」をヒントに、10人分の氏名を作成しました。

 

パズルの内容からは外れますが、この問題を掲載していただけたことで、もう1つ収穫がありました。それは原稿を作成する際のパズル名です。

今までも何度か、特集パズル向けの問題を、バラエティ系に舵を切ったことはあるのですが、その時は「パズル名:題名」の形式でパズル名を記載していました。

しかしトゥイッター上でそのような話題を挙げたところ「題名は書かないなぁ」という意見を目にしました。つまり題名は、ニコリのスタッフが考えている、ということになります。

そうした背景から、今回はパズル名として「推理パズル」とだけ書き、補足として特集パズル向けであることを明記しました。

つまり「今後もバラエティ系に舵を切る時は、このような形式で送ればいい」ということが分かった回でもあるのです。

 

おわりに

というわけで以上、掲載報告でした。

最近は美術館以外のパズルの原稿を作れないというスランプにありますが、この掲載をバネに、また様々なパズルの作成に取り掛かれたらいいな、と思います。

【ニコリ】パズル通信ニコリ179号に掲載されました

※この記事はパズル本「パズル通信ニコリ179号」のネタバレを含みます。

 

数独でお馴染みのパズル制作会社「ニコリ」。このニコリからは3ヶ月に一度、具体的には3の倍数月(3月/6月/9月/12月)に総合パズル本「パズル通信ニコリ」(個人的に「季刊」と呼んでいる)が出版・発売されます。

その179号(2022年夏号)が、今日6月10日に発売となりました。

数独カックロスリザーリンクをはじめとした人気の定食パズルは勿論、読者がアイデアを出して作る新パズル(オモパ)も多数掲載されています。

また、毎号1つのテーマに沿った「特集パズル」もあります。179号のテーマは「橋」。橋を題材にした、バラエティ豊かなパズルも掲載されています。でも橋をかけろは今回載ってないという^q^

読者参加型の企画も充実しており、3ヶ月飽きずに楽しめるパズル本となっています。書店で見かけた際は、ぜひ手に取ってみてください。

 

本題 ―1年の期間を経て季刊に帰還―

175号(2021年夏号)以来の季刊(´⊙౪⊙)۶ッッッッィィィィイイイイヨッシャアアアアァァァァ!!!

 

というわけで新規の問題を掲載していただけたので、4ヶ月振りに掲載報告の記事を書くことにしました。本当は今年の3月にも掲載誌(絵むすびコレクション)をいただいたのですが、そちらは再録ということでサボり書きませんでした。

今回掲載していただいたパズルは1問、ニコリに限らず専門誌も多く出るクロスワード(4番)です。自分としては珍しく、言葉系のパズルです。

本と原稿を照らし合わせたところ、ヒントが結構校正されていました。なにぶん不慣れなもので・・・手間取らせてしまいすみません。

 

ここから先は、その裏話のようなものをさせていただきます。早速ですが、トゥイッター上での掲載報告では「この問題、なんと「アレ」がありません」と紹介させていただいた問題、一体何が無いのでしょう。

 

勿体ぶっても仕方ないので、さっさと答えを書くと、俗に言う「フクロ」・・・で合ってるでしょうか。それが盤面に無いのです。

詳細に書くと「タテ方向またはヨコ方向に一度しか使われない白マス」がありません。つまり「全ての白マスがタテにもヨコにも絡む」盤面となっています。

アメリカ式」と呼ばれることもある盤面ですが、よくあるアメリカ式との最大の違いは「黒マスがタテヨコに連続しない」ことです。

ニコリが募集するクロスワードは「特別な理由が無い限り」黒マスをタテヨコに連続させるのはタブー、つまり即ボツです。

その特別な理由として時々あるのが、前述の「盤面がアメリカ式である」です。ニコリ出版の本を全て手元に置いているわけではないので詳細は知りませんが、過去に何度かアメリカ式の盤面の掲載はされたそうです。

どなたかは忘れましたが、トゥイッター上でも「過去に黒マスの連続したクロスワードがニコリに掲載されたことがある」という方がいたので、おそらくアメリカ式のことでしょう。

 

この話を聞いて、自分もアメリカ式クロスワードの作成に挑戦してみたくなったのですが、ここ最近の季刊は掲載競争が激化していると聞きます。

ただ単にアメリカ式というだけでは、作問があまり上手くない自分の腕では、投稿しても間違いなく1年半経過(=ボツ)するでしょう。そこで考えたのが今回の盤面アメリカ式でありながら、黒マスがタテヨコに連続しない」縛りです。

トゥイッター上で色々な方の話を見た限りでは、この縛りも何かの媒体で既出のようですが、少なくとも自分は季刊で見たことがなかったので決行しました。

 

この縛りを実行する場合、課題となるのは「ワクから1マス離れたマス」です。ここに黒マスを置くと、ワクと挟まれた白マスが孤立するため、全て白マスでなければいけません。

季刊に於ける通常のクロスワードの盤面は11×11、つまり11文字の言葉を4つ用意し、それぞれの2文字目と10文字目で全て絡ませる必要があります。

辞書に載っている11文字の言葉って、探してみると意外と少ないんですよね。そのうえ全て絡ませる必要があるので、選定には苦労しました。

この問題の作成に取り掛かったのは2021年9月。丁度時事ネタとして使える11文字の言葉があったので、それをベースになんとか選定できました。

その時事ネタに対応するのは(より踏み込んだネタバレのため白文字→)「100代目の大台を突破」なのですが、元々「100代目にして初の女性」でスタンバイしていました。このヒントで投稿できていたら、どんなに良かったことか。あの国/賊め・・・と、失礼しました。お勉強関連の話題が出てしまいました。(←白文字ここまで)

 

因みにこの縛りで投稿したのは、実は2回目です。1回目は辞書をよく確認せず組んでしまったので、反省とリベンジを兼ねてこの問題を作成しました。

掲載ならびにヒントを校正していただき、ありがとうございました!

 

おわりに

というわけで以上、掲載報告でした。

最近は人工島パシオでの活動で忙しく、パズルの原稿も疎かになっていましたが、1年振りに季刊に掲載していただけたのを機に、またパズルにちゃんと向き合おうと思います。・・・ってこれ、4ヶ月前も書いたような・・・

今月(正確には来月の頭)は季刊180号向けテーマパズルの〆切があります。また個人的に、テーマパズルと一緒に数独の原稿も送りたいなーと考えているので、忙しくなりそうです。